チョコレートは健康にいことで知られていますが、美容にもダイエットにもいいことは知ってるでしょうか。
チョコレートは高カロリーなので、食べたら太ってしまうと思いがちです。
でも、違うんです。
チョコレートには、身体にいい栄養素が豊富に含まれています。
ダイエットにも、お肌にも効果のある成分が含まれていますが、その効果を発揮させるには正しい食べ方があります。
チョコレートは、どんなチョコレートでも食べればいいというわけではないのです。
ここでは、チョコレートの効果と、効果的な食べ方をまとめています。
チョコレートには、美容、健康、ダイエットの効果が期待できます。
チョコーレートに含まれている成分
チョコレートに含まれている主な成分は、ビタミン類、カリウム、カルシウムです。
その他にも、カカオポリフェノール、カフェイン、テオブロミンが含まれています。
ミネラル、食物繊維も豊富です。
中でも、特に注目したいのは、カカオポリフェノールです。
カカオポリフェノールには、抗酸化作用があります。
この、カカオポリフェノールが様々な効果をもたらしてくれるのです。
美容効果
シミやそばかすは、紫外線による活性酸素によるものです。
活性酸素によって皮膚は老化していきます。
カカオポリフェノールには、フラボノイドという成分がありますが、フラボノイドには抗酸化作用があるので活性酵素を除去し、皮膚の老化を抑えてアンチエイジングをサポートしてくれるのです。
さらに、紫外線による肌のダメージを修復する働きもあります。
ポリフェノールと言えば、多く含まれる食品としてワインが有名ですが、そのワインよりもチョコレートの方がポリフェノールの濃度が高いそうです。
カカオの含有率によって違いますが、約2倍以上含まれています。
ダイエット効果
カカオ豆に含まれているカカオバターの脂肪は吸収率がよく、体脂肪になりにくいと言われています。
チョコレートは少量でも満足感を感じるので、空腹感を抑える作用があり、食欲を抑えられます。
また、チョコレートは食物繊維を豊富に含んでいるので、便秘解消にもなりダイエットの効果が期待できるのです。
健康に効果的
高血圧を予防
カカオに含まれるポリフェノールには、血管の内部に生じている炎症を軽減させて血管を拡げ、赤血球を通りやすくする働きがあります。
血管が詰まって細くなることで血圧は高くなりますが、チョコレートを食べることで血管を拡げて高血圧の予防をします。
高血圧に効果があることは「たけしの日本の医学」でも放送されました。
動脈硬化を予防
動脈硬化の原因は様々ですが、その原因の1つには、体内に生じる活性酵素によってコレステロールが酸化されるこにあります。
ポリフェノールには強い抗酸化作用があり、酸化を抑制します。
心臓病を引き起こす主な原因は動脈ですが、2012年に発表された北欧諸国の医学研究結果では、チョコレートやココアの摂取量の多い人ほど、心臓病が少ないことが分かったそうです。
約20gほどチョコレートを摂るだけで、効果があるそうです。
ガン予防
カカオポリフェノールにはすぐれた抗酸化作用があり、ガン予防を期待できると言われています。
スペインの研究チームのラットを使った実験を行ったところ、カカオ豆の含有量が12%の餌をラットに与えたら、癌の形成が低下したということです。
詳細はわかっていないのですが、ポリフェノールの強い抗酸化作用によって、ガンの発生率を抑えられたと考えられています。
胃癌の原因とされているピロリ菌は、よく知られていますね。
ピロリ菌の殺菌効果も、ココアにはあると言われているんです。
ココアには、カカオ豆を発酵したり、ココアの製造過程で作られる「カカオFFA(Free Fatty Acid)」という成分が含まれています。
「カカオFFA」の中でも、オレイン酸とリノール酸が、ピロリ菌の殺菌効果があると認められたそうです。
効果を出すにはどんな種類のチョコレートを選んだらいい
チョコレートは高カロリー。
市販で売られている一般的なチョコレートには、砂糖が沢山入っています。
こんな、チョコレートを毎日大量に食べていたら、太ってしまいます。
効果を出すには、まず、食べるチョコレートの種類を選ばなくてはいけません。
カカオ含有率が70%以上のチョコレートを選びましょう。
食べにくい人は、最初は食べやすいチョコレートから始めてもいいです。
でも、お砂糖がいっぱい入ったチョコレートは駄目です。
含有量が高めで、食べやすいチョコレートを選びます。
スーパーでは様々な種類のチョコレートが出ています。
最近ではチョコレートに、カカオ含有率●●%と記載があるので、探してみましょう。
チョコレートの効果的な食べ方
チョコレートは、カカオ含有率が高い商品を選びます。
70%以上のもので、量は約25gを目安にしましょう。
健康・美容
健康と美容の効果を期待するならば、食間に数回に分けて食べましょう。
1回にとる量は、板チョコなら2欠片を目安にしましょう。
毎日続けていくことが大事です。
ダイエット効果
食事の前に取ると空腹を抑えられます。
食物繊維が豊富に含まれているので便秘解消の作用があり、ダイエット効果が期待できます。
カカオバターの脂肪は吸収率がよくて体脂肪になりにくいですが、多くとりすぎるとカロリーが高いので脂肪になってしまいます。
ダークチョコレートでもチョコレートはカロリーが高いので、摂取量は守りましょう。
まとめ
チョコレートには身体にいい成分が豊富に含まれていますが、テオブロミン、カフェインも多く含まれています。
取り過ぎると、不眠や頭痛を招く可能性があります。
多くとれば、ダイエットにより効果があるわけではありません。
逆効果になってしまいますので、摂取量を守って食べ過ぎないように注意しましょう。